将来性

　事業用操縦士の就職先としては、航空会社に就職しエアラインパイロットとして乗客を運ぶ仕事を行う為に定期運送用操縦士の資格取得を目指すほか、航空機使用事業会社やヘリコプター運航会社に就職し、航空写真撮影、遊覧、農薬散布、報道など様々な場面でパイロットとして活躍する形となります。ほかにも、海上保安庁、自衛隊、警察、消防といった官公庁にもパイロットの職場がありますが、基本的に飛行時間等の経験では自衛隊で訓練を受けてきて民間に流れた人材には、一般で事業用操縦士の免許を取ったという人は太刀打ちする事は難しいと言われています。

平均年収や給料

　事業用操縦士だけの平均年収データと言ったものは見つかりませんでした。一般的なパイロット全体の平均年収は1381万円と言われていますが、事業用操縦士の上級資格である定期運送用操縦士の資格を持つエアラインのパイロットが平均年収をかなり持ち上げている状況がありますので、それ以外のパイロットの平均年収は、これより下がるものと思われます。

給料以外の特典

　やはり飛行機を飛ばすパイロットという仕事は選ばれたエリートとしての印象が強い職業です。飛行機を飛ばせる人間と言うのは、自動車を運転するのとは違い、非常に限られた数しかいませんから、そのステータスの高さは、それだけでも大きな特典となります。